仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

記念梅酒

xibbarさんとこを見て思い出した。そういえばうちにはこんな梅酒があるのだ。

かなり蒸発して半分くらいに減った、9年もののブランデーの梅酒。しかしそれ以上に漬けた日付に意味がある。
2001.6.10とある。
これはおそらく、息子がおなかにやってきた頃である。夫婦二人で楽しくのんだくれ人生を送っていた私は、この梅酒ができあがるのを楽しみにしながら、漬けたはずだ。
たしか妊娠判明が6月末くらい。まさか、それから1年以上もほぼ禁酒の日々を歩むことになろうとは。家族が一人増えるなんて、思いもしなかったよなぁ、欲しいとは思っていたけど。当時子供のいる日々が想像できなかったように、今は息子のいない日々が想像つかない。

この梅酒の存在はしばらく忘れていた。引っ越しの時目にした筈だが、なぜか忘れていて、先日台所の掃除をしたときに発掘されたのである。

飲んでみた。特に感激するような味でもなく、普通の甘すぎる梅酒。想像はついていたが、ほとんどアルコールは抜けている。
「君がこの世に現れた頃の梅酒だ」
というと、息子は不思議そうな顔をした。ちょっぴりなめさせたら「ぽわーんとなった」と言うから多少はアルコール残ってるかも。
とても貴重な気がして、あまり飲んでない。でも、蒸発して消えたらもったいないなぁ。やっぱり飲んどこう。