Rails Girls Sendaiが11/2-3に開催されるよ!
Rails Girls Sendaiが開催されますよ
11/2-3、Rails Girls Sendaiがついに開催されることになったそうなので宣伝します!(このRubyistなマサムネガールの絵かわいい!)
あのぶる+さんに無茶振りの経緯 ↓
Σ(゚д゚)!!!
— あのぶる+(はらぺこエンジニア㌠) (@thatblue_plus) June 3, 2018
ご指名恐縮です、(社交辞令ではなくて)前向きに検討というかいろいろ情報集めます! https://t.co/MMN1blwj8g
Rails Girlsとはなにかというと、各所の説明を参照していただくと翻訳調でわかりにくいのでざっくり言うと
「女性のための、プログラミングのワークショップ。普段アクセスするウェブサイトがどんなふうに動いていて、どうやって作られているのか、プログラミング未経験の初心者でも自分で作って体験して学ぶことができる、とってもお得な無料のすばらしいイベントだよ」
女性限定の意味
女性限定というのが特殊です。男性から「俺もいきてーな、むふふ」「ずりーぞ」という声が出そうです。でもね。
主催のあのぶる+さんが、いいこと言いました。
自分がRails Girlsをやろうと思った気持ちを端的に表すフレーズがやっと出てきた、「女性エンジニアがアイドルや職場の癒しであることを強いられない世界を作りたい」だ。
— あのぶる+(はらぺこエンジニア㌠) (@thatblue_plus) August 14, 2018
ほんまそれ。
女性は、男性の集団にいると、そんな役割を自然と演じなければならない、そんな空気があった。
私は昔から男性ばっかの世界にいたが、その鈍さにも責任があるよなぁ。
バブル期のSI会社に入った私らは、男性に酌をし、お土産配り係をし、飲み会ではスカートに手をつっこまれ、抱きつかれ、デュエットをし……「○○課は女性が多くていいね」とか。そういうのぜんぶ「そういうもんだ」と思ってた。
IT系の勉強会に行けば「なぜ女性なのにここにきたんですか」と酔ったメンバーにからまれ。「女性がIT系に興味を持つなんて特殊」みたいな空気。でも「そういうもんだ」と思ってた。
そういうもんだ、と思っちゃいけなかったんだよ。そういう意味では、だいぶましな世の中になった。今の若い人たちが羨ましいぞ。女性を含む少数派の意見もネットで容易に見られるようになったし発信できるようになった。
そんでも多くの女性にとって、男性が多いIT系の集まりはまだまだ「怖い」し、居心地が悪いと思う。
ひとりの人間としてではなく、おんなのこがそこにいる、として見られるのは不本意だ。「女性が参加してくれないよー」と嘆いて、女性が来たら「あっ、やっぱり女性がいると華やかだなぁ、雰囲気がいいなぁ」ていう反応はなんか違う。
多くの可能性を秘めているが躊躇している女性がいるとしたら、女性限定という場所はだいぶハードルを下げてくれるだろう。
手が届く感覚を味わってください
Railsという技術は不思議なことに自分でもできた感が簡単に味わえるので、*1第一歩におすすめです。
手元にこういう本がある。
絶対自信あるのではと思われる地位の高い成功している女性さえ、自信のなさ、自責に悩むという。私ら女性は、そういうようにできているらしい。なんてこった。
「プログラミングなんて、とても……」
「私には無理」
と言いたくなる。でしょ。ふつうは。
プログラミング未経験向きのイベントなんだよ!教えてもらえるから大丈夫だよ!と、いくら言っても。
この本にこんな一文がある。
私たちに必要なのは、たった一度、小さくそっと押してもらうことだけかもしれない。
と、いうわけで迷っている女性がいたら、背中を押したい。よけいなことかんがえなくていいから、参加するんだ!
railsgirls-sendai.doorkeeper.jp
*1:私が触っていたときと変わってなければ
Money makes me happy.
その日は、歩きたかった。
お気に入りのランニング用音楽を聞きながら歩くと自然と早歩きになる。
出勤時歩くのが好きだ。単純に運動になるというのもあるけど、それ以上に、なぜか笑顔が浮かんできて仕方がない。家からノラヤまで、いろいろなことを考えながら歩く。こんどあれやろうとか、あすこ行きたいとか、いろいろ思いつくのも歩きながらが多い。だいたい、歩いていると気分が前向いてくる。
しかしその日は、さらに気分が良かった。
なんだろう、気分がいいなぁ。
太陽が出ていたので帽子を被っていた。顔をなでる風が心地よい。抜けるような青空の下を歩くときとても上機嫌になるのだけど、今日はうすぐもりだ。
帰るときも歩いた。
いつもより遠回りしたくて、河原の道を歩いた。
幸せだなぁ。ちょっと傾きかけた夏の日。運動部の高校生たちが走っている。この若者たち全員に祝福を与えたくなった。
川沿いでは制服を着たカップルがいた。素敵だなぁ。
汗だくになってランニングしている大人の人たち。いいなぁ。走っててシュッとしているおっさんはいいぞ。
私ももっと走りたい。シュッとしたほどほどに筋肉のついたおばさんになりたい。
どこまでも、川からの風を浴びて、歩いて行きたくなった。
世界の、自然の恵みに感謝したくなった。
まわりがみんな幸せになればいいと思った。
誰もいないところで、スキップした。
なんで今日はこんなにいい気分なんだろう?
重力がちょっとだけ小さくなったような気分。
いつもと代わり映えしない景色なのに。
今日も代わり映えのない1日だったのに。
綺麗な夕焼けに照らされているわけでもないのに。
……
河原の道から下りて、唐突にその理由がわかった。
あ。
「お金が手に入ったからだ」
そう。
自営業を初めてから10数年。
一度の振込額としてはこれまでで最高の金額が振り込まれたのだった。
もちろんとある仕事をやったから。なんだか正直不思議な気分になる金額なのだが。いただけるということでありがたくいただいた。
というわけで。
なーんだ。私、お金が手に入ったからこんなに幸せなんだあ!
気づいたら、笑いたくなってしまった。あははは。
誰かの幸せを願いたくなるのも、代わり映えしない景色が綺麗に見えるのも、いつもより気分が前向きになるのも。
充分にお金がないと、私はそんな気分にならないってことか。そりゃそうだよなぁ。
ああ、お金は正しい。お金は真実だ。お金は人を幸せにする。
お金は気分を底上げする。
しょうもないなぁ、私。
口元には別な笑みが生まれた。
気づいてしまったら、幸せ感は、徐々に消えていった。
定常的にお仕事があるわけじゃないから、振り込まれたお金もいつかなくなる。
安心して暮らせる保証は、明日も明後日もなにもない。
笑っちゃいられないんですよ、私は。
戦いましょうか、これからも。
アルコールについて学ぶ
以前ブログでアルコール依存症に関する本の感想を書いた。
怖いなぁ、と思いつつ、「適正な飲酒」の知識が自分に全然ないのに気づいた。
もちろん、飲み過ぎちゃだめだし、記憶なくしちゃだめだし。二日酔いになりにくい飲み方とかつまみの選び方とか、雑誌の記事などで知ってた。
でも、どっちかというと、依存症や肝障害のリスクより「太らないため」「お金を無駄遣いしないため」の方を気にしていた。
そして自分は秋田出身だし酒に強い方だと思っていた。というか若い頃から「ザル」だの「強い」だのと言われていた。だから適正な飲酒量の記述はだいたい無視してきた気がする。
でもさんざんひどい目にはあったし、記憶なくした自分がなにをやらかすかわからない。怖い。明日を知らない若者じゃないんだからねぇ。なんかあったら息子にも迷惑かける。それは避けたい……
で、前のブログにも書いたけど「健康なままビールを飲み続けたい」と思ったので、アルコールについてちょっと調べてみた。
そもそもビール何mLまで飲んでいいのだ
知りたいのは、ストレートに「一日、どれくらいまでなら飲んでいいのか?」ということ。
さっそく、厚生労働省のサイトへ。
おお、『(3)「節度ある適度な飲酒」について』っていうそのものずばりな項目がある。
○「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。
あ、そうなんですか。で、20gってビールでどのぐらい?
すぐ下に書いてある。
度数5%のビールで、中瓶一本。500mL。
一日500mLの缶一本にしましょうと。うーん、自宅なら充分だけど、外ならその倍くらいは飲んでしまうかも……思ったより少ないんですね。
……しかしその少し上に、悲しいことが書いてある。
1) 女性は男性よりも少ない量が適当である
ふおおお。ショック。これは何故か。別のページに詳しい。
女性の飲酒は近年一般的になってきましたが、女性の飲酒には「1. 血中アルコール濃度が高くなりやすい」「2. 乳がんや胎児性アルコール症候群などの女性特有の疾患のリスクを増大させる」「3. 早期に肝硬変やアルコール依存症になり易いなど」特有の飲酒リスクがあります。
なんてこった。こんなに社会から虐げられているというのにアルコールまでも女性には厳しいのか。
このような様々な研究結果から、女性の飲酒量は一般的に男性の半分から2/3くらいにするのが安全とされており、「健康日本21」でも生活習慣病のリスクが高まる飲酒量を女性では男性の半分の「一日の純アルコール摂取量20g以上」としています。リスクの少ない飲酒量としては、これより確実に少ない量となる10g程度に抑えることが好ましいでしょう。
アルコール10g……一日、ビール250mL……が、適正だと。
350mLの缶すら、女性には多いのだ。
えーっ!
ショック。酒飲みな女性の皆さん知ってましたか?
あの、一日の終わりの350mL缶のカシャプシュ、の開放感。リスクを知った上でやらなければならないのかー。
せめて、
女性では血中アルコール濃度が高くなる傾向があることが考えられています。血中アルコール濃度はアルコールの代謝能力や体内の水分量に影響されますが、女性は体内の水分量が男性より少ないため、同じ体重・同じ飲酒量であっても血中アルコール濃度が高くなります。
っていうことだから、血中アルコール濃度を高くしないよう水を併用だな。
いや、それ、味噌汁は塩分が多いから薄めて飲む、ていうのみたいだ。
ビールって5%じゃないじゃん
このサイトが便利。
何を何杯飲んだかを入れていけば、酩酊してだんだん正体をなくすシーサー。さすが沖縄。
で、ビールが一律5%なんだけど、最近のビールは7%だったり9%だったり10%だったりするけど、その場合はどうなのか。計算式がある。
摂取量(ml) × 度数または % / 100 × 0.8(比重) = 純アルコール量(g)
では、10gの純アルコール量に制限するとすれば。
7%の場合、 179mL。
9%の場合、 139mL。
10%の場合、125mL。
エスプレッソかよ。
調べれば調べるほど悲しくなってきた。
それにしても、なんとなく、体にわるいんだろうなぁ飲み過ぎないようにしないとなぁぐらいに思っていたアルコールが、こうしてはっきり数値となって適量を知ることができるのは良いことだ。その理由もわかるし。
そういえば、私が妊娠してた前後の時代、胎児が受けるアルコールの影響もなんとなくしか意識してなかった気がする。ただ「悪いに決まってるでしょ!」というかんじ。今検索すると催奇性などがはっきり書かれていて怖くなる。
当事者感の薄い、お酒好きな旦那さんは奥さんが妊娠中だと「いいじゃない一杯くらい」「気分転換」などと言って飲ませそうだ。
そんな方にはこれを読んで欲しい。
ビールがおいしい季節だけど、量は………………せめて頻度は低く飲みたいですね。
うん。お金そんなにないんだし。
そうか逆か。
私は昔からなにかと紅一点になってしまう。
というのも、男性が好むような分野が好きで、男性だけの集まりに顔をつっこむのを厭わないからだ。バイクも、コンピュータ系も、アウトドアも。仕事でも男性ばかりでもなんも気にしない。
それであんまり困ったことがない。女性が少なくて寂しいなあ的なことは言うけど、形式的な定型文的な気分で発していたかもしれない。
困ることがないから、どんどんそういう場にはでかけていた。
ところが女性のための◯◯、女性だけの◯◯、ってけっこうあるじゃないですか。
女性だけのプログラミング勉強会とか。女性起業家のための勉強会とか。
私、どうしても、女性だけの集まりが苦手なんですよ。
まず、ほとんど話が合わない。たいていの集まりで、私は特殊な人になってしまう。考え方も、好きなものも、合わない。私がなにか話すとみんな「へぇ〜」って感心してしまうから会話にならない。一方他の人に話を合わせられない。なかなか、女性的な、ファンションとか、メイクとか、女子力?的な話題も興味ないし。
次に、しゃべるスピードが追いつかない。たいてい女性の集まりではひっきりなしに誰かが喋り、私はたいてい入り込めなくて、黙って微笑みながらうなずいているだけの人になってしまう。
あの、長縄跳びでぐるぐる廻る縄にひっかからず入るタイミングを、ずっと見計らって手に汗を握りしめているような、そんな気分だ。すごく緊張するし疲れてしまう。
後から「あまりsato_kawaさんと話せませんでしたね、次はもっとお話しましょう」と言われる羽目になる。
で、実は前にもこのネタで私ブログ書いてるんですけど。 7年前か。
登場人物が、いろいろ過去の人になってしまっているので読み返すと複雑な気分なんだが。
この時より、女性だけの集まりに行く怖さと違和感が増しているように思う。年をとればとるほど、他の女性と合わなくなっていく……のか、私の男性化が増しているのか。
この怖さってなんだろうと思っていたんですね。
でも最近、ふと気づきました。逆なんだ。逆なだけなんだ。
普通の女性は、私が女性の集団で感じるような居心地の悪さを、男性が多い集団で感じてしまうのだ。
考え方が違う。話題が違う。喋り方が違う。
そして私が男性が多い集団で感じる居心地の良さを、ふつうの女性は女性だけの集団で感じるのだ。あー、だから女性だけで集まるのかぁ。
そうか。逆なだけなのか。
それに気づいてから、女性だから女性だけの◯◯に出なくては、女性だから女性のための◯◯を主催したり検討したりしなくては、というようなことを思わなくなった。
居心地のいいところに行けばいいやと、思うようになった。
でも、世間では、なぜか女性は女性どうしまとまる・まとめようとする謎の力が働いているように思う。
男性多めの場所に行くと、女性をひっぱってきて引き合わされる。
女性の相手は、女性がする。
男性多めの職場は、女性だけ集まってごはんを食べる慣習があったりする。
女性だけの飲み会とか。歓迎会とか。
女性女性した雰囲気の中で、私はじっと石みたいになり、作り笑いを浮かべる。
協調性がないのは、認めよう。
だが、女性だからって、女性どうしまとめられて、すべての女性が嬉しいわけじゃない。
「あ、女性がいるね。じゃあ女性は、はいこっち。女性は女性と一緒にいたほうが嬉しいし安心でしょ?」と、まるで別のタッパーに入れられるようにまとめられると、つらいんだよなぁ。
ただ…そう思う私は多分少数派だろう。
そして私が本当に心地いいのは、1人でアノニマスでいられる、場所なんだろうね。
RubyKaigi2018のローカルオーガナイザーもろもろ体験
※6/1の早朝の虹。
もしもコンビニ店員がRubyKaigiのスタッフをやったら
自分がRubyやってるわけでもなく、IT系の仕事すらしていないと説明すると、ほとんどの人はびっくりして
「えっ……なんでRubyKaigiのスタッフに?」
と絶句するのだけど、説明するとすごく長くなるので
「なりゆきで……」
と、答えていた。
理由はこっちに書いたとおり。 (長い)
でも、Rubyを全然やっていない非IT業の人がスタッフにいるといいこともある。例えば、ずっと外にいて一つもセッションが聞けなくても特に不満もないということだ。実際私が会場の中に入ったのはクロージングの時だけだった。
それに、スタッフのお仕事は立ったり歩いたり走ったり喋ったり叫んだり、問い合わせ対応したり、事務処理寄りなことをしたりと、技術はあんまり関係ない。
肉体労働的な素養がある人間の方が3日間でバテない、と思った。ただし若い人のほうがいい。自分、スタッフの中では2番めか3番目位に高齢だったんじゃないだろうか。
オーガナイザーになっていた
RubyKaigiに関わる人はstaffとかhelperとかorganaizerとかいろいろあるのだけど、自分は仙台現地のスタッフということでちょっといろいろお仕事があるローカルオーガナイザーになっていた。二週に一回、近くなったら毎週、スタッフで打ち合わせをした。今はリモート打ち合わせが当たり前になっていて地理的な差を感じることはなかった。
とはいえ「打ち合わせ」するような仕事自体、ものすごく久しぶり。ていうかほとんどやったことない。最先端の企業のエンジニアの人たちはこんなふうにものごとを進めるんだぁ、と驚きながら参加していた。「誰がボール持つ?」なんていう言葉とか、新鮮だった。
メールのやりとりがけっこうあって、私は全然返せなくて、メール1通書くのに30分もかかるようになってしまい結局他のスタッフの人に頼ってしまった。普段メールをほとんど使わないのでうっかりメールボックスを溢れさせてしまい、読むべきメールが読めない状態のまま数日気づかず失敗もしたのは情けない思い出だ。他のオーガナイザーの人たちは呼吸をするようにメールをばんばんやりとりしていた。まぁそうじゃないと仕事できないよね。
「sato_kawaさんはできることをやればいいんですよ」って言われたけど情けなかった。
実はいまだにメール環境がちゃんとできてない……しかしRubyKaigiが終わって流量が減ったのでまあいいかと思っている。
他の現地スタッフ
私は地元ITコミュニティとの繋がりは、ほとんどない状態だ。
私がぽっと出て「RubyKaigiスタッフでござい」と言ったところで、仙台の人たちからは「は?誰?」「コンビニ店員のおばさんがなんで?」「お前、なんでおんねん」と言われかねないので、ちゃんとした人もスタッフに巻き込まなければと思った。
小泉さん(@koi_zoom1)は仙台のIT業界で知らない人がいたらもぐりというくらい有名人だし82歳のアプリ開発者若宮さんの仕掛け人として全世界に名が轟いている人。佐藤さん(@hiroponz79)は自身お仕事でRubyを使って開発をしていて勉強会にも積極的に出ている。このお二人に声をかけた。さらに日本Rubyの会の方々と面識のある人もいたほうが心強いと思ったので、昔のRails勉強会からの知り合いの藤岡さん(@xibbar)にも声をかけた。藤岡さんは当日参加はできなかったけどグループチャットでいろいろ発言してくれた。
佐藤さんは仙台で消滅してしまったRubyの勉強会をまた立ち上げた。興味のある人は参加するといいと思うし、RubyKaigiで仙台に来て仙台また来たいなーと思ったら勉強会のタイミングで来て話題提供とかしてくれたらいいんじゃないだろうか。
study-ruby-at-sendai.connpass.com
仙台情報に疎い
オーガナイザーミーティングではほとんど私だけが参加していて、そのときにたびたび仙台情報を求められたのだけど、なかなか役に立てなかった。
私は今の仙台を全然知らない。街中に滅多に行かないしイベントにも祭にも行かない。観光地も行かないし、名物も食べないし……
やっぱ地域オーガナイザーってこういう庶民じゃなくて、もっと情報持ってて県外の人を接待しなれている人じゃないとだめだわ!と頭を抱えた。
痛感したのが、こういう情報持ってませんか?ってざっくりとした情報をFacebookで募ると大変なことになるということ。
仙台のケータリングや弁当業者の情報を求められたのだけど、私は全然知らないので、困ってFacebookで「知りませんか」って声をかけたら
「自分でどこまでセッティングをするんですか」(自分で設置なんてしないよ!ノラヤの10人でやる宴会じゃないよ!)
「予算がどれくらいかわからないとなんともいえません」(当たり前だよ!)
「ハラール対応も必要ですね」(当たり前だよ!!)
「指定業者が決まっているんならそこから選ぶしかないですね」(当たり前だよ!!!)
これこれこういう条件で予算がこうで、っていう細かい条件を羅列して調べるなら自前でネット使ってめぼしいとこに電話すればいいじゃん。そうじゃなくて、国際センター貸し切りでこれだけの規模の国際会議をするから、経験ある人教えて!っていうざっくりした質問だったんだけど。
SNSって、喫煙所の立ち話みたいに気軽に「ねぇいいとこ知らない?」っていう感覚でうかつに質問投げると、めんどくさいことになる。
でもそんな中、ケータリングについては東北大学の先生が経験談を含めたピンポイントな情報を下さり、その情報がとても魅力的だったのでそこに決まった。結果すごくいい業者さんで大変評判も良かったので本当に感謝しています。S先生、ありがとうございました。
野良前夜祭
SpeeeさんがPre Partyを企画されていて、すぐ満席になっていた。
私は、まあ前夜祭は行けなくてもしょうがないか、ぐらいにしか思ってなかったけど、知人の秋田のRubyist伊藤さん(@gutskun)も申し込めなくて「東北メンバーで誰か企画してくれないかな…」と言っていたので、RubyKaigi会場すぐ近くの飲み屋「にこらす」で少人数前夜祭をやることにした。
にこらすは宮城じゃなく秋田料理の小さなお店で、町外れなのに予約必須。もちろんそれは料理もお酒もすごくおいしいから。イベントを立てたらRubyistの人が拡散してくれて(特に @takkanmさん会社の方々をご紹介してくださってありがとうございました!)伊藤さんと仙台スタッフの小泉さんも含め6人集まり、無事野良前夜祭を開催できた。
レベルの高すぎるお料理、お酒を楽しみ、技術の話でも盛り上がったようで、よかった。
現地スタッフのたいへんなこと
現在夫が単身赴任中で金銭的戸籍的にはともかく実生活はシングルマザーで、家のことをやりつつスタッフというのは、なかなか厳しかった。
RubyKaigi会期中は運の悪いことに息子も高校総体で、早朝弁当作り送り出しミッションと家事をこなしてからRubyKaigi会場に駆けつけていた。帰宅すると洗われていない食器と衣類が山積み……。生活をしながらなので、スタッフ業と宴会に専念するわけにいかないのは現地スタッフの辛いところだ。
最終日のAfter Partyの後もa_matsudaさんにスタッフ二次会に誘われたのだけど帰宅せざるをえなかった。残念だった。
現地スタッフは普段の生活をぜんぶほっぽりだせる人がやったほうがいいです……
会期中のいろいろ
会期中も懇親会でも、コミュ障だしRubyのネタも持ってないのでひたすら食べたり仕事したりしていた。
光栄なことに私のことを覚えてくれる方がいて、高井さんとか、もろはしさんとか、ささたつさんとか、とちぎの方々も声をかけてくださった。twitterでお世話になっているなかださんとか咳さん、万葉の大場さん、久保さんにもご挨拶できた。
emoriさんには茶寮の肉まんのご紹介をした。RailsGirlsを仙台で、なんていう話もあったけど、私にはできないので、RubyKaigiが終わった後にtwitterであのぶる+さん(@thatblue_plus)に無茶振りをしてしまった。がんばってください。
そして終わった
クロージングのときに真ん中で脚光を浴びてしまうシーンがあったのだけど、そんな持ち上げなくてもいいのにと申し訳なくなった。
RubyKaigi2018が終わって振り返りミーティングがあって、余韻に浸る間もなくオーガナイザーのみなさんは来年の福岡に向けて動き始めている。4月だからさらに時間がないしね……
私はもうRubyKaigiに行くことはないだろうなぁ。
雲の上に一瞬だけいてふわふわしていたような、夢みたいな時間だった。
RubyKaigi 5kに参加
RubyKaigiはまだ終わっていなかった。翌日にもう一つイベントがあった。それがRubyKaigi 5k。なんと18人が参加。青葉城址に登った。長年仙台に住んでいてここに来たのは多分10回未満。登りが練習にいいなと思ったので、以来何度か行っている。実は家から走って20分で来れることがわかった。RubyKaigi 5KのときいただいたEightさんのTシャツはすごく良いので愛用してます。ありがとうございます。
思ったこと
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コミュニティ活動とか、ボランティアって、人生に余裕がある人じゃないと厳しい。
自分がそれが大好きで、心から貢献したいという気持ちがあって、かつ時間的金銭的精神的余裕がないと。
本来オーガナイザーをやるべき人が他にいて、その人の参加が叶わなかったので、「なんでお前ここにおんねん」は、私が自分にずっと発していた言葉だった。正直モチベーションがなかなか上がらなかったです。本当に申し訳ない。 -
海外の人とのコミュニケーションはてきとうでなんとかなるもんだと思った。ここが日本の地方なので来ている人もある程度覚悟して来ているとは思うが。とっさの会話で発音を正しくなどと考える暇は一瞬もなくて100%カタカナで単語を言って身振り手振りぐらい。しかしそんな対応でも、たいしたことをしてなくても、みなさん「Thank you!!」と、とっても素敵なキラッキラした笑顔でこっちの目を見て言ってくれるので、とても嬉しかった。これ日本人も真似したほうがいいわ。ありがとうとスマイルは只ですからねぇ。私は接客業5年なので受付は楽しかったです。
Canvaでデザインした名刺をA-oneの名刺用紙を使って自前プリンタで印刷する方法
Canvaいいですよね。CanvaがあればAdobe製品いらない。そう思っていました。ところが。先日はまってしまいました。そしてなんとCanva Japan公式さんから助けていただいて、無事作ることができました。お礼とともにその手順を公開します。
先日、どうしても名刺を作る必要があり、テンプレートがあるから楽だわーとCanvaで作り始めた。
Canvaで作る名刺は例えばこうなってて、名刺一枚が表裏二枚分の画像を持ってます。(画面は私がデザインしたんでなく、テンプレートそのままです)
これを、私は自宅のインクジェットプリンタでA-oneの名刺用用紙を使って印刷したかった。(余談だけど、先日社会人一年目の方に「インクジェットの名刺なんてありえないですよねー」と言われてしまった。私は自営になってこのかた、インクジェットプリンタ印刷でしか名刺を作ったことがない)
このCanvaで出力したデザインを、A-oneの用紙に印刷できるよう10個並べたPDFを作って、それを印刷したい。でもその方法が、どうしてもわからなかった。
CanvaからPDFで書き出して、Adobe Illustratorで並べればもちろん可能。でも、Adobeにお金払うのやめちゃったので、それができない。
他に、PDFを名刺用紙のレイアウトに並べるツールがない。調べまくったが、いい方法が見つからない。
A-oneのサイトにはラベル屋さんという便利なツールがある。インストール不要のウェブ版もある。
自分で作った名刺デザインデータをUpすると、A-oneの型番ごとにレイアウトしたテンプレートに配置してくれる。
しかし、Upできるのは、画像データだけなのだ。PDFはダメ。
CanvaからデザインをPNGやJPEGで書き出すこともできる。やってみたが、印刷には耐えられないレベルだった。私の名刺はそんなに凝ったデザインでもないし文字さえ読めればいいんだけど、名刺の文字は小さいから潰れてしまう。それは、困る……。
どうしたらいいんだ。PDFで出したい。CanvaでA4のレイアウトでちまちま調整しながら作るしかないのか。
イラレが入っているレンタルPCを使いにどこか行くか……しかしCanvaがあるからAdobe製品いらないとか言ってたくせに結局Adobe製品が必要になるってなんか悔しい。
Canvaでデザインするのを諦めて、最初からラベル屋さんで作ろうか……。それもなんか悔しい。
そう思いつつ、こんなtweetをした。
ずっと悩んでいる。Canvaで作った名刺を、インクジェットの10枚印刷できる名刺用紙に印刷したい。前はイラレで配置すればよかった。しかし今は持ってないので使えない。印刷の機能では1ページに2,4,6,9,16枚印刷しかできない。いい方法ないものか。
— びーる隊長さとかわ (@sato_kawa) May 19, 2018
そしたらなんと、このtweetをCanva Japanさんが見つけてくれて、DMでアドバイスしてくれたのだった!
教えていただいた方法は以下の通り。
1. Canvaの画面をスクリーンショットを撮るなどして、高解像度の画像データを得る。または、PDF出力したものをPNGに変換する。
CanvaのPNG、JPEG出力は、ウェブ等の画面表示を前提としているため、解像度があまり高くないのだそうです。
2. その画像データを、A-oneのラベル屋さんにUpして、名刺を印刷する。
教えていただいた方法で無事、名刺が印刷できた。
よかった!助かりました。
作った名刺はほとんど文字だけのすごくシンプルなやつなんですけど……情けないけど、文字だけでも、デザインの素人は悩んでしまう。ちょっと余白いじっただけでも、ダサくなるんだもの。テンプレートは本当にありがたい。
ちなみにCanva Japanさんからは、「ネット印刷でも安く作れます。Canvaでデザインした名刺にちょうどいいサイズがこちらです」とも、教えていただいた。
もし今の名刺用紙がなくなったら、ちゃんと印刷する名刺も検討したい。
いつかは、名刺をちゃんと印刷できるくらい立派になりたいものだな……
それにしても、mentionしたわけでもないのに、私のtweetを拾ってサポートしてくれたCanva Japanさん、すごい……私、有料ユーザでもないのに……
ますますCanvaが好きになりました、はい。
Canva Japanさんありがとうございました。
RubyKaigi直前、写真で見る仙台国際センター周辺
仙台で開催されるRubyKaigi2018まで、あと3日となりました。
Kaigiそのものがもちろん一番大事ですが、せっかく仙台に滞在するのだから楽しんでもらいたいです。
スポンサー各社がDrinkUp(参加者&スタッフがタダで飲んだり食べたりできる)を企画したり、SmartHRさんやトレタさんがグルメ情報を公開したりしています。*1
ところで会場の国際センターがどういうところか、意外と知られていないのではないでしょうか。と、思ったので、会場の一番近所に住む私がちょっとうろうろしてきました。
まずみなさんは地下鉄で来るでしょうから。こちらが地下鉄東西線「国際センター駅」です。
仙台の地下鉄は南北線と東西線しかありません。東西線はできたばかりなのでとっても綺麗です。
駅を出るとなにやら立っています。
フィギュアスケートの金メダリスト、羽生結弦くんと荒川静香さんのモニュメントです!
これ、常識かと思っていたら意外と知られていないので驚いたんですが、このお二人は仙台の方なんです。ですので、ファンの方にとって国際センター駅は聖地。ここで写真を撮る人も多いです。
国際センターに向かいます。RubyKaigiの会場は、会議棟です。展示棟ではありません。ですので、この道をまーっすぐ行って左側の建物に入ります。ちなみに展示棟は地下鉄開業とほぼ同時にできましたので新しいです。
会議棟へは、地下鉄で来た場合は裏側から入るような形になるわけですが、リッチにタクシーで来たり、果敢にも徒歩で来た方は、このような光景を見ることでしょう。
正面玄関はロータリーになっています。ロータリーの真ん中のオブジェは夜に妖しく光ります。
国際センターの向かいは、なにもありません。かつては川内追廻というちゃんとした住宅街でしたが、いろいろな経緯を経て立ち退きがかかり、公園として整備される予定なのです。いまは1軒を残すのみとなりました。興味がある方は「川内追廻」で検索してみてください。
なんでなんにもなくてアクセスの悪いこっちが正面なのかというと、実は以前はこちらの方にバス停があって、主要な交通手段はバスだったのです。
地下鉄ができて、バス停はこのように…
※仙台循環観光バスるーぷる仙台、だけ停まります。
バス停からまわれ右して眺めると、こんな坂道。
はい、このあたりから仙台城跡なのです。
ちなみにここから、歩いて青葉城址まで行けます。遊歩道も整備されています。ひたすら上り坂なので楽ではないです。30分くらいかかりますかね。しかし伊達政宗像のところから仙台の街を一望できて気持ちがいいです。
あと、いわゆる「城」はないです。青葉城本丸会館という観光客向けのなんかがあります。
さて、左を見ると、こちらはその仙台城のお濠の名残です。周辺の遊歩道にはベンチが置いてあって、一休みできます。爽やかです。
すこし坂を登ると、左手に仙台市博物館へ曲がる道があるのですが、その手前になにやらモニュメントが。
ここの五色沼というところ、日本フィギュアスケート発祥の地なんだそうです!
以前はきったないただのでろっとした沼だったのですが、いまや整備されて、つい最近歩道も綺麗になりました。
このあたりはいろいろ説明書きも充実してますので余裕があったらご覧ください。
それにしても国際センター周辺は緑豊かな杜の都らしさを満喫できる場所です。RubyKaigiではありがたいことにお弁当スポンサーによるお弁当がありますので、天気がよかったら、お昼の時間はお外でお弁当なんていかがでしょう?
例えば、国際センター正面を出て右側に向かうと、遊歩道があります。
広瀬川が見えますね。地下鉄の橋も。
ここ、どうですか。ベンチが並んでいます。木陰で藤棚もあって、涼しいです。
日当たりが良いほうが好きな方は、この道をさらにまっすぐ行くと、国際センター駅と国際センターの間の広場に着きます。ベンチがたくさんあるんです。
シロツメクサのお花畑に囲まれたベンチもあります。いい香りでした。虫が多いのは覚悟してください。
もちろん会議棟の中でお弁当を食べてもいいのですが、国際センター駅の階段を登った二階に、こんな場所もあります。
ここ「青葉の風テラス」は、一部はカフェですが、空いているところは市民に解放されていて、テーブルについてご飯を食べたり休憩したりできるようになっています。
よくベビーカーを押したお母さんやお子さんづれの方がここで過ごしています。屋根が半分あるのでもし雨が降っても安心ですし、橋を渡る地下鉄も見えるので子供は喜びますね。
食べる話題が出ましたので、ついでに周辺にランチスポットはないのかという話も。
そもそも周りに人が住んでいないので、飲食店そんなにないんです。
でもちょっとお弁当以外も……という方のために。
まず、一番近いのは会場内のCafe leafです。
そして次に近いのが、国際センター駅内にあるカフェモーツァルトメトロ。さきほどの、青葉の風テラスの中にあります。ビールも飲めます。
あと、道路を渡らないと行けないのでちょっと注意する必要があるんですが、東北大学の萩ホールにあるカフェも近いっちゃ近いです。
国際センター正面側から行ける仙台市博物館内にもレストランはあります。
そういえば宮城県美術館にもありました。
あ、実は意外とある……でも全般の傾向として、おしゃれで値段高めかなぁ。
こんな場所も紹介しておきます。定進堂。近くの高校生や東北大生に愛される歴史ある、昔ながらのパン屋さん(商店も兼ねている)。甘いふわふわのパンにボリュームたっぷりの具が挟んであります。
国際センター駅から二高の裏を通って橋の下に降りる道を使うと近いよ多分。
この写真で写っている、斜め向かいのラーメン屋さんは、昼だけ営業しているそうです。
ところで、周辺にコンビニはないのか?と思われるかもしれませんので、一番近いコンビニを紹介します。セブンイレブン仙台川内店。国際センターから徒歩10分。宮城県美術館の隣にあります。酒タバコあり。
もし、文具等が欲しくなったら、一番近いのは東北大学川内キャンパスの大学生協かもしれません。大学生が使いそうな欲しいものはなんでもあります。PC周辺機器もある程度あると思う、確認はしてません。
国際センターから徒歩10分程度で、川内北キャンパスと川内南キャンパス両方に行けますが、川内南キャンパスは私も通っていた文系学部が集まるところです。規模が大きく
品揃えが豊富なのは川内北のほうではないかと思います。
ちなみに川内キャンパス内にはもちろん食べるところがたくさんあります。
パン(食堂で焼いてる!)とか定食とか麺とかカレーとか。しかもやっすいので、東北大学に興味ある方や、大学キャンパスをうろうろするのが好きな方は、息抜きにちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
大学内のごはんスポットは「てくるぺ」で川内の情報を探すとでてきます。土曜日はやっていないところもあるので注意!
その他、注意事項としては
- ATM、銀行ないです。近いのはセブンイレブン川内のATM、大学の川内キャンパス(七十七のみ)、川内郵便局。
- 交通手段として地下鉄、徒歩のほかにDATE Bikeというレンタサイクルがあります。国際センター周辺にもサイクルポートがあり、1時間以内なら108円で借りられるらしいので安いんだけど、どうなんだろ。坂の多い仙台では電動アシスト便利かもしれないが、RubyKaigiに来ただけならさほど使えないかなぁ。
マップ作ってみました。よろしければご活用ください。
*1:SmartHRさんのはガチで名店ばかりです