食費がかかりすぎる。5万とか行ってしまう。いったいなぜ。愕然とする。
私は食い過ぎてもいないしグルメでもないつもりなのに。
貧乏人なので、食費にお金をかけるわけにはいかない。
Moneyforwardで家計簿はつけているのだけど、ずんずんと食費が積みあがっていくのを見て首をひねっている。
食費をなんとか制限しよう!一日何円、だときついから、4日で一定金額を守るようにするのはどうだろう。
そこで4日で2000円という縛りを設定してみた。一ヶ月15,500円だ。なお、飲み外食は別予算だ。一回で2000円は超えてしまうから。
まず、スーパーへの買い物で1500円くらい。
さらに缶コーヒーを飲んだりおやつを食べたりもできた。
なんだ、行けるじゃないか。
気づく。固定費に近いくらい、必ず買う食べ物がある。牛乳、卵、ヨーグルト、バナナ、そして納豆。これらは常備していないとダメだ。
牛乳と納豆はドラッグストアが最安、卵とヨーグルトとバナナはSEIYUだ。
さらにお弁当のおかずに冷凍食品と、プチトマトと、ブロッコリー。ブロッコリーは高いがこれも常に摂りたい。
本当はネギとキャベツと人参も常に冷蔵庫にあって欲しい。というか、前はあるようにした。大根も。キムチも。しめじも。
でも、冷蔵庫のキャパシティも限りがあるので、今は微妙にずらしつつ買っている。
肉も食べたい。魚も食べたい。でもやっぱり魚は高い。見切り品があったら必ずそちらを選ぶ。
そうやってちまちまと食費をつけてがんばってみた。
2000円、2000円。がんばれ。なんとか維持しろ。
しかしすぐに辛い事態となった。
クラフトビールを買ってしまって後悔した。私はクラフトビールを飲むのが趣味の一つだから定期的に買いたくなる。黒ラベルならせいぜい200円のところ、クラフトビールは500~1300円。2本で2000円近くなってしまう。飲むとおいしいからいいのだが、残り3日であと数百円という事態に否応なしに気が重くなる。うーむ、クラフトビールを買うのは月に一回だけにしなければならない。
ちょっと凝ったものを作ろうとすると食材費がかかる。4日で予算2000円を超えることも増えてきた。超えてしまった時は、次の4日間に持ち越す。次の4日に使える食費は当然減る。
次の4日がスタート!という時点で予算が数百円ということも。
食材ではなく、調味料がなくなると「あっちゃー」と思う。塩がなくなる、砂糖もなくなる、マーガリンがなくなる、めんつゆがなくなる。
月の後半は、さまざまなポイントを駆使してなるべくお金を使わないようにした。ポイント使用分は出費にカウントしない。メルカリとかの臨時収入もそうだ。
メルカリで物が売れたら真っ先にコンビニにスイーツやアイスを買いに行った。
もちろん、クーポンなどはできる限り活用する。しかしすぐにポイントが尽きる。
3週目の半ばくらいからおかしくなる。
外食したい。ラーメン食べたい。
自炊が一番経済的とはいえ、毎日毎日作るのにうんざりしてくるのだ。ただ座って、お金払えばおいしいものが出てくる世界に行きたい。
たこやき食べたい。餃子も食べたい。
せめて、レトルトカレーを食べさせてくれ。コンビニ弁当をわしわし食べたい。
高いからと封印しているスーパーのお惣菜も食べたい。
ああ!新しいビールが出た。買わないわけにはいかないじゃないか。
ファミチキの新しいのも買わないわけにはいかない。(私はファミチキ依存症である。今ならLINEクーポンで20円引き!)
あー、アイス食べたい。
肉!肉!肉を焼こう!
刺身!かつおを漬けにしてどんぶりにしよう!
サラダチキンをちぎって、やまもりパクチーと混ぜて食べたい!
え?食費の記録?面倒、面倒。もうすぐ今月終わるし…
ついに崩壊した。
もう一度言おう、貧乏人なんだから、食費にお金をかけるわけにはいかない。
でも「おいしいなぁ」と未経験の驚きに出会える、それが食べ物だ。
全部把握した味だけで塗りつぶされている食生活なんて、つまんない。
毎食105円のカップラーメンにすれば食費は月1万円以内で済むんだよな。
食事にバリエーションを求めない人も世の中にはいて、毎食同じものでも全然苦にならないらしい。
でも私は残念ながらそうではない。
旨いものを食うのが人生の喜び。
辛い。
苦しい。
おいしいものが食べたい。
食べた瞬間、脳がふわりと満たされるものを。
手に入れただけでうきうきするものを。
10月になった。9月の食費は。ちーん。
3万を超えてしまった。だいぶセーブはできたけど。
しかも、困ったことに。体重が減ってしまった。前は減ると嬉しかったが今はこれ以上減るのはまずい。献血できないし。
というわけで、食費2000円チャレンジは、ちょっと無謀でしたから止めます。
今月は他を減らします。
とはいえ、なにを減らせるというのだろう…