最近、人生に余裕がないので
2月から3月にかけて、いろいろタスクが連なって、人生に余裕がない。
決して「忙しい」部類ではないだろう。だが、私は私の人生を生きているので、余裕がないと思う。
先々週、寒気でトイレが凍ったあと調子が悪くて、大家さんや業者さんとやりとりしてかなり時間が取られた。
同じ頃、左後頭部の頭痛が続いていた。ある夜、頭痛で眠れない状態になった。そんな日に限って週末なので病院行こうにも行けず。ネットで調べてどうやら偏頭痛らしいのでロキソニンを飲み、そのままやりすごし、何か別のことに集中していたりランニングしていたりするとそんなに痛くないレベルになったので、酷いときロキソニンと仲良くしながら暮らしていたら、ようやく昨日あたり痛くなくなった。こんなにロキソニン飲んだの初めてだ。
そして今週、調子が悪い石油ファンヒーター、分解したが無駄だった。
休日に知人から肉が持ち込まれひとさわぎになる。(えらい時間くわれた)
雪が積もればゆきかき。
なんかもう、ごちゃごちゃ、いろいろあって、頭の中がぐちゃぐちゃしてきた。ときどきなにも考えられずぼんやりtwitterに逃避している。こんなことしてちゃダメだというあせりばかり生じる。なにもかも投げ捨て飲みに行きたい。温泉行きたい。
やんなきゃいけないことをリストにしてみた。
- 確定申告
- 主婦業
- 週3バイト
- ハーフマラソンのための練習
- RubyKaigiスタッフ
- 某イベント(近日公開)の準備
- 資格試験の勉強
- ノラヤ
- リモートワーク
仕事以外も入っているではないか、と怒られそうだが、私の人生におけるやらなきゃいけないことだから、仕方がない。
削ろうにも、削れないものばかりだ。
しかし、3月中にタスクの3つはなくなる。
ならば、2月3月だけ、辛いと感じるものをちょっとだけ、期間限定で減らそう。
タスクをいくつかの観点で5点評価する。
時間、精神的負担、肉体的負担、モチベーション、金銭的見返り。
- 確定申告
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- 時間☆☆☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆、肉体的負担☆☆、モチベーション☆☆、金銭的見返り☆☆
- 辛いが、やらないわけにはいかない……多少還付金もあるし。
- 主婦業
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- 時間☆☆☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆☆、肉体的負担☆☆☆☆、モチベーション☆、金銭的見返り
- 辛くて見返りも少ないが、やらないわけにはいかない……
- 週3バイト
-
- 時間☆☆☆☆、精神的負担☆、肉体的負担☆☆☆☆☆、モチベーション☆☆☆☆☆、金銭的見返り☆☆☆☆
- やった分給料になるし、楽しいのでやる。
- ハーフマラソンのためのランニング、筋トレ
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- 時間☆☆、精神的負担☆、肉体的負担☆☆☆☆☆、モチベーション☆☆☆☆☆、金銭的見返り☆
- 時間が取られ肉体的負担大きいけど、モチベーションが高い
- RubyKaigiスタッフ
-
- 時間☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆、肉体的負担☆☆、モチベーション☆☆、金銭的見返り☆
- なかなか勝手がわからず、戸惑いつつもやってる。
- 某イベント(近日公開)の準備
-
- 時間☆、精神的負担☆☆☆☆☆、肉体的負担☆、モチベーション☆☆☆☆、金銭的見返り☆☆☆
- かなりプレッシャーを感じる大変なお仕事
- 資格試験の勉強
-
- 時間☆☆☆、精神的負担☆☆☆、肉体的負担☆、モチベーション☆☆☆☆、金銭的見返り☆☆
- 試験自体は先だが、今からセミナー受講が必要。でもやる気はあるし、受かったら時給あがるし。
- ノラヤ
-
- 時間☆☆☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆、肉体的負担☆☆☆、モチベーション☆☆、金銭的見返り☆
- まぁ、自分の店だし
- リモートワーク
-
- 時間☆、精神的負担☆☆、肉体的負担☆☆、モチベーション☆☆☆、金銭的見返り☆☆☆
- ちょっと今少なめ
これらの評価から、つらさポイントを計算。ただしモチベーションと金銭的見返りは5から引いた数。
- 確定申告:17
- 主婦業:23
- 週3バイト:11
- ハーフマラソンのための練習:12
- RubyKaigiスタッフ:16
- 某イベント(近日公開)の準備:10
- 資格試験の勉強:11
- ノラヤ:19
- リモートワーク:12
というわけで、つらさポイントの高い、主婦業とノラヤをちょっとだけ減らすことにした。まず主婦業の方は、バイトのある日の息子の弁当作りを、当分休ませてもらうことにした。このことによって金銭的負担は増えるが、弁当について頭を悩ませるのと、睡眠時間が削られるのがなくなるのは大きい。おいしい学食のある高校なので問題ない。
そして、ノラヤは朝、1時間だけ遅らせてオープンすることにした。
たかが1時間。だけど、この時間に本を読んだり、ゆっくり洗濯物が干せたり、コーヒーを飲んだりできる。ノラヤ出勤の途中に買い物ができる。それは精神的負担の軽減に繋がるし家事の辛さの軽減になる。
利用者さんで朝10時台に来店した人は、過去1年間で4人だけだった。だから11時からオープンで問題ないと判断した。
本当はこんな詳細な分析を行ったわけではなく(さっきした)、昨日ワインを飲みながら、酔っ払った頭にふっと頭に浮かんで即決したのだ。
決めたら、とたんに気分が楽になった。
そうだよ。私が倒れないようにしなきゃ。年々、弱ってきてるんだから。
たまーーのフォーマルのために、かっこいい時計が欲しい
腕時計はダイバー用、ともう何十年も決めているのだけど。
スーツとかワンピースとかスカートとか、打ち合わせとか、年に数回のために。ちゃんとしなきゃいけない機会のために。
CASIOのSHEENが欲しい。
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こういう高価なものをね。
若い頃は、「買ったら活用しなきゃと思って、結果的に仕事が増えて、いい方向に行く。だから、買おう」と思っていたのですけど。
経験を積むと、買ったから活用しなきゃと思っても仕事が増えるわけではないということがわかる。
だから、欲しいなーって眺めてるだけ。買わずに。
腕時計がないと生きていけないので、ときどき、長いこと相棒だったビクトリノックスの腕時計を、その別れを、今でも思い出す。重くて、冬は冷たくて、でも、大好きだったなぁ。
酒日記2/9
- 飲んだ店:デリリウムカフェ仙台
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- RubyKaigi2018のDrinkUp会場にどうかなと思っていたので偵察。
- 本当は昼から飲めるというので昼に行きたかったが、普通に夕方に
- 時間
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- 19:10〜20:30
- 場所
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- パルコ2の裏っかわ。表から行くとすごく奥。
- 店内
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- 店中央にカウンター、そこをぐるりとコの字にかこって空間がある。ので一見狭い
- 飲んだもの
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- 飲み比べ3種(150mlずつ)
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- 遠野雪華
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- 遠野雪華は最近あると頼んでしまう。かなり好き
- チョコレートスタウト
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- 季節物だし頼んでみた。まぁ黒ビール苦手なので、150mlが限界かな。
- デリリウム・トレメンス
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- 度数が高いそうなのでちょっとびびったが、味がうまい
- ジネビア
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- はちみつの香りがするのが驚き。おいしい。
- 水も同時に頼んだ。これは正解。ふだん使っているグラスと同じで安心感があった。
- 食べたもの
- 会計 5,259円
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- 場所柄か、高いー。
- お店を出た後
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- まだ飲み足りない気分だったが駅前からバスに乗る
- 自宅近くで焼き鳥屋に行こうかと75%ぐらい思ったが、やめてよかった。ここでさらに飲んだら死んでた。お金もなかったし。
- 帰宅後の行動
- 酔い具合
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- 風呂に入るのは危険だったかもしれない
- 体調
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- 特に飲み過ぎということもなく翌日にも残らなかった
- この日朝から頭痛がちょっとあったのだけど気にならなかった
- 便通
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- 特に関係なく(最近ビオフェルミン飲んでるので)
- 翌朝の体重
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- なんと、最近の最低体重!
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- 2軒めいかなくてよかった……
- でも飲んだ日の体重増加って後から来るorz
- 反省
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- 食べ物そんなに多くなかったのでよかった。ヘルシーだった。
- 飲み過ぎなかったのでそんなに反省もなし
- 感想
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- 最初、テーブルに案内されかけた。1人でも食事メインの人が多いということか。
- カウンターで1人で飲んでいたのは私だけだった。場違い感。
-
- クラフトマンは一人客多かったなぁ。
- 20代〜30代ぐらいの人しかいなかった。おばさん私だけ。女性がすごく多い。
- 1杯目がおためし3種だったので、ちびちび飲んでペースは遅めでよかった。
- グラスがおしゃれ。クラフトマンのグラスはどっしりして「よし飲むぞ!」ってかんじなのにくらべ、こちらはおしゃれに飲む用っぽい。
- カウンターがスタッフが待機する場所だったので常にそばで見られてる感じがちょっと。
- DrinkUpとして立食でうらうら動くのはちょっとたいへんかなぁ
「そのひとクチがブタのもと」(原題:Mindless Eating)
これは面白い本ですよー。でも邦題が挑発的で誤解されそうなんですよ。「このデブ!ブタ!!」って罵られているみたいで。ダイエット自己啓発本のようなイメージも持たれそう。でも、違うよ。
私を含め「体重減らしたい、でも食べたい」という食欲魔神の方はぜひご一読を。
- 作者: ブライアンワンシンク,Brian Wansink,中井京子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/03
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原題はMindless Eating、つまり無意識に食うこと……についての心理について。著者は数多くの食べ物に関する実験・調査を行い、人間がいかに無意識に食べ物を選び無意識に大量に食べ無意識に不適切な食べ方をしているか、明らかにした。純粋な研究に基づく、人間の食べる行為に関わる心理学的考察の本なのである。そしてそれを元に「ではそれを防ぐには」の対策を提案している。
どっかんと食べて太ってしまう人続出の米国の話なので、日本の食生活にあてはまらない部分もあるだろうが、
はい、大好きな食べものを思い浮かべてください。……あなたは、なぜそれが好きですか?味?量?食感?匂い?それとも、それにまつわるポジティブな思い出?
食べ物の「好き」は、純粋にその味ではなく、他の要素が理由だったりしませんか?
はい、今、チョコレートをつまみましたね。今、自販機で缶コーヒー買いましたね。なぜですか?
「おなかがすいてたまらなかった」という答えは、普通に日本で暮らしていたら出てこないはずだ。多分、おなかが空いていないのに、ちょっと食べてしまった飲んでしまった。なぜ?そこにあったから。習慣だから。つい。ふらっと。
私達は、たくさんのものを、無意識に食べている。そして自分の胃袋に入った量を把握できていない。満腹感なんて全然頼りにならない。
器に盛ってあれば、器1つ分を食べるべき量と認識してたいらげてしまう。その器が大きいか小さいか気づかない。同様に、一袋を食べてしまう。パッケージにはいった分、一度あけたら食べ続けてしまう。これ、大いに経験があり思い当たる。
ではもし器に入ったものが永遠に減らないとしたら……そこで著者らが行った実験には笑ってしまった。スープの皿に仕掛けをして、飲んでも飲んでも底から補充されるようにして人が気づくかどうか実験したのだ。果たしてほとんどの人が大量にスープを飲んでも自覚せず仕掛けにも気づかなかった。(この実験で著者は2007年にイグノーベル賞を受賞している)
最近の日本では、逆に「一袋」「一食分」「一個」が減らされているようだ。物価が高くなって値段据え置きのための策。ダイエット的には嬉しいが。
低炭水化物食についての指摘も、うっ、と刺さった。日本も糖質制限流行ってるけど、糖質を避けているはずなのにデブな方々がいる。「低糖質だと安心して大量に食べてしまう」のだ。うあああ!そうなのだ!ロカボって書いてると安心して……
健康食品に対する思い込みも、本当に思い当たりすぎる。低脂肪とか低糖質とか1つのポイントがあるだけで万能だとうっかり思って安心してしまう。
あと、食品会社の陰謀だ!我々を太らせるために不健康にするためにどうのこうのだ、ってやつ。それ、単にヘルシーなやつ作っても消費者が選ばないから、売れるのを作ってるだけですから。まぁこれは日本では多少違うかも。
私達がいかにMindless Eatingしているか。しっかり理解したら、あとは自分なりに対策を取るだけです。心理ってめちゃくちゃ人間を支配します。私が心理学出身だからいうわけじゃないが。
私はとりあえず、おやつを小さなジップつき袋に入れることにしました。食べる行為を極力めんどくさく。
サイエンス系イベント、一週間に3つ出た
先週、偶然にもサイエンス系のイベントが3つもあり、全部聞いてきた。それぞれ主催も違い特色があったので、イベントを主催する側の視点での感想と、3つを比較して思ったことを書く。
1. 理研よこはまサイエンスカフェ「免疫は体を守る?それとも病気にさせる?」
日時:1/16(火)18:00〜19:30
講師:統合生命医科学研究センター茂呂和世先生、東北大学農学研究科 野地智法先生
場所:au SENDAI イベントスペース
理研が主催のサイエンスカフェで、いろんなところに出張して開催しているそうだ。Webで事前申し込み制、人数50人ぐらい。東北大学のサイエンスカフェよりは年齢層が若い印象。素晴らしいのが、サイエンスカフェで本物のコーヒーが出てきた!会場となったauのイベントスペースの一階はカフェなので、こういうことができる。
司会は理研の女性スタッフの方。SNS拡散歓迎、途中つっこみ可能と最初に明言されていた。(ただし実際につっこんだのは一人だけだった)
茂呂先生、野地先生と順番に話して1時間くらい。茂呂先生は寄生虫の標本を持参、野地先生は川渡からもってきた牛の乳に試薬を入れる実験があって賑わった。お二人とも免疫の最新知見について話してくださってとても興味深かった。19時からの質疑応答の前に、司会から改めて二人の人となりにも触れた紹介があった。研究者以外の素の姿を紹介して、聴衆に親しみを持ってもらう手法はとても良いなと思った。
質疑応答で「免疫力を高めるには」などと言う人がいても、「免疫力なんてものはありません」と私ならいいそうなものだけど、慎重に言葉を選びつつ研究成果を紹介していて、そうか、こういう風にしないと一般向け対話にならないんだなぁと思った。「ガンとはなんなのですか」「戦時中にあおっぱなを垂らしていたのはあれはなんだったのか」と、免疫って関係あるのかなぁという質問が出たりしたけど二人の講師の先生はちゃんと答えていた。
最前列のおじいさんが(その人が唯一講演中質問した人なのだけど)、講演の最中にどでかいスケッチブックにでかでかと野地先生の似顔絵を描き始め、終わったあとそれと自作の絵葉書?をプレゼントしていた。非常に奇妙だった。
auのイベントスペースはとてもいい会場だった。講師と聴衆の距離がほどほど近くて、壁全体がモニタになっていてそこにスライドを映す仕組みになっている。講師がスライドを指して説明しやすい。また、会場が明るくても見やすい。ノラヤもそうだけど、スライドのために会場を暗くすると息苦しく感じる。楽しんでもらうためには明るさも大事だと実感した。
会場が一番町とはいえ、仕事帰りの会社員はいなかった。やはり18時からだと、時間に自由がきく身分でないと厳しいようだ。
理研よこはまサイエンスカフェではアフターカフェもあるらしいということで楽しみにしていたけど、サイエンスカフェ終了後、auの宣伝になったあたりでみんな帰り支度をして、なにごともなく解散してしまった。
ところで理研よこはまサイエンスカフェのフライヤーがとても素敵だ。毎回、講演者をイラストにしてこのようなフライヤーにしているらしい。とても優しげでかつ目を惹く。一見サイエンスに関係なさそうな絵だが、ちゃんとテーマが隠れているのだ。こういうセンスあふれるデザインをプロに頼めるお金がついているのはすごいなぁ。
2. 東北大学サイエンスカフェ 第148回「食べ物を美味しくする加工技術 ~故きをたずねて新しきを知る~」
日時:1/19(金)18:00〜19:00
講師:東北大学大学院農学研究科 藤井智幸先生
場所:東北大学青葉山コモンズ
cafe.tohoku.ac.jp
何度も参加した東北大学サイエンスカフェだけど、今回は、たいへん微妙だった。
先生の講演内容はとても興味深く、声も素敵でわかりやすかった。食べ物の保蔵(保存+貯蔵)の話題なので私自身とてもためになった。参加者も、会場が違うせいか圧倒的に平均年齢が低い。私のテーブルなんて私より若い人ばっかりだった。だから、ディスカッションタイムが楽しみだった。
しかし、講演が終わった後、通常だと司会が一旦切って、テーブルごとディスカッションに入るのに、今回いきなり先生が話し終えるやいなや「いいですか」と質問したおじいさんがいて、そのまま質疑応答タイムになだれこんでしまった。司会とファシリテータがいたのに、全然、進行しない。そのまま先生は「時間の限り皆さんからの質問受けつけますよ」と言ってしまい、これじゃぁサイエンスカフェじゃないじゃん!と忸怩たる思いで聞いていた。1人あたり3つくらい質問をして、先生を独占してしまう。その間他の50人近くは聞いているだけだ。そういう事態にならないよう、テーブルごとに質問や意見をまとめるようになっているはずだが……テーブルごとのファシリテータはアンケートを配布し回収するだけだった。
質問は「そもそもなぜ高血圧に塩分がよくないのか」とか、今回のカフェの内容には関係なく、見た内容でたまたま思い出したかのようなものが出てくる。それは農学部の先生にじゃなく病院で聞いたらいいのではと思うが、まぁそれは、いつものサイエンスカフェの質問者たちの常だ。何度もそういう光景を見て思うのは、大学側がサイエンスカフェに期待することと参加者の求めるものの方向性はだいたいずれている。
もう一つショックだったのが、会場の暖房が19時で切れてしまったことだ。冬の青葉山を暖房なしで夜過ごすなんて、ありえない。参加者は次第にもぞもぞと動いて上着を着込んだ。青葉山コモンズ、初めて行ったけどキレイで天井が高くてひろびろとしていた。雰囲気はいいのに居心地が悪くなってはどうしようもない。
とにかくたいへん勉強になった。
3. 東北大学大学院医学系研究科主催 未来型医療関連イベント・市民公開講座「エピゲノムって何だろう?‐記憶される生活習慣の科学‐」
日時:1/20(土)14:00〜15:30
講師:東京大学先端科学技術研究センター、東北大学大学院医学系研究科 酒井寿郎先生
場所:東北大学片平さくらホール
こちらはサイエンスカフェではないけれど、東北放送のアナウンサー林朝子さんが「聞き手」として参加されるということで、ちょっと違う進行が聞けるのではと思い参加した。
80〜90人くらい集まったが、驚いたことに勤労世代、特に30〜40代女性が多く参加していた。女性が1/4くらい。しかしどうも雰囲気が違う。病院、医学部関係者のような感じがした。内部の人に声をかけたのかもしれないが、土曜日昼間だからこそ参加者の構成が違っていた可能性もある。
前半が酒井先生のお話、後半の最初に林さんと酒井先生のトーク、その後質疑応答という構成だった。
林さんが最初に「ど文系です」と宣言していて、酒井先生も「ど文系」にもわかるよう、平易なたとえや事例を使いつつ、エピゲノムという聞きなれない言葉が何なのか、それが我々にどうかかわるのかを説明してくださった。いろいろ考えさせられたし希望も感じる話だった。林さんと酒井先生のトークは、林さんが疑問に感じたことを酒井先生が答え補足説明する。メタボを予防していくには、健康でいるには、という身近に引きつけた話題に持っていき、そして東北大学の未来型医療の今後に期待を抱くという流れだった。(うまいなぁ……)質疑応答タイムでは、皆、的を得た質問で、ちょっと驚いた。やっぱり一般人でなく医療関係者か大学関係者か研究者が多かったのだろうか……
ちなみにこのイベントのフライヤーもピンクでキレイなんだけど、下半分のアリスのイラスト、これはCellの姉妹誌Molecular Cellの表紙になったものらしい。講演者の酒井先生の論文を元に製作されたそうだ。(という余談まで言及する余裕は当日なかったようで残念です)
まとめ
3つ参加してみて思うのは、こういうサイエンスイベントが仙台では東北大学を中心にばんばん無料で開催されていて、そして目からウロコのような面白い話がたくさん聞けるというのに、シニアを中心とした暇な世代が主な聴衆になってしまい、聞いた話を今後の生活に活かしたり将来の職業選択に活かしたりできるような若い世代、勤労世代が少ない。本当にもったいない。しかし土曜日に開催すると、それなりに勤労世代も来るようだ。
そもそも、サイエンスイベントの存在をみんな知らないんだろうし、知っていても「学ぶ」行為にまとわりつく「まじめ」なイメージを否定的に思う人が一般人には非常に多い。わざわざ会社帰りに、休日に、行くようなことないでしょ、というのが普通のひとの感覚だろう。
ノラヤ界隈にいると、学ぶことに貪欲で好奇心旺盛な人が多い。それはとてもありがたいことなのだけど、ついつい一般の感覚を忘れてしまう。
学ぶって面白いし圧倒的に人生で得するし、クソな非科学的な商品や療法に騙される人も減って、社会全体としていい方向になるだろう。もっとも、非科学的なもので商売している人も呆れるほど多いから、商業とは相性が悪そうだが。
なんとかみんなが学びにもっと引き寄せられるような仕組みがあったらいい。心理学や行動科学も動員して研究が進めばいいなと思う。
そしてサイエンスカフェの手法も洗練されていけばもっと良いのではないか。たとえば参加者が同じであっても、講師と参加者の距離や会場の明るさによって、そして司会が講師をどのように紹介するかによって、その後の進行、雰囲気がかなり変わってくるように私は感じる。だれか研究してください。
そういう研究成果をもとに、サイエンスカフェ専用の会場、できたらいいな、作れたらいいなと思う。夢だ。
酒日記1/5
- クラフトマン仙台
- 時間 20:20〜21:40
- 飲んだもの
-
- ベアレンクラシック(r)
- 大山G・シトラ・デ・ヴァイス(s)
- 常陸野ネスト セゾン・ドゥジャポン(s)
- 鳴子の風ピーチエール(s)
- 食べたもの
- 会計 4329円
- お店を出た後
-
- バスの時間を考え早めに会計
- 時間があったので電力ビルのトイレを借りる
- ローソンでカフェインレスカフェラテ
- バスで帰宅
- 帰宅後の行動
- 酔い具合
-
- 意識ははっきりしていたつもりだがやはり朦朧としていた
- 脱ぎ散らかしてた
- やっぱ酔っ払いすぎだったと思う
- 体調
-
- 帰宅時はひたすらいい気分
- 5:20ごろ 喉の渇きと少し気持ち悪くて目覚める
- 暑い
- 布団ぐちゃぐちゃ
- 体が乾燥している
- 水を2杯のむ
- 寝てもまだすぐ喉がかわく
- 寝過ごし
- 皮膚がガサガサ
- だめ
- 便通
-
- 翌朝たいへんよろしい
- 翌朝の体重
-
- 普通に増えてしまった
- 反省
-
- ペースが早い
- 一杯目から水を併用したほうがいい
- ゆっくり飲もう
- 4杯は多い、飲み過ぎ
- 食べ物はそんなに多くなかったのでよかったと思いたい
- 帰宅後は2回に分け水は4杯くらいは飲んでおこう
- 収穫
-
- スモール561円、レギュラー853円で料金が一律、メニューにアルコールのパーセンテージもあってGood
- ビールの味覚マップがあって選びやすい
- 子供用メニューもありファミリーにもよさげ
- ピザを釜で焼いていた。誰かときたとき食べたい。他にもボリュームがある料理がいっぱいあった。
- ブリとブロッコリーのマリネがすごくおいしい!!真似して自分で作りたいと思った
- カウンターは週末でも空いているっぽい。一人でふらっと寄れる店として今後も愛用したい。
2017年の10大ニュース
年末恒例で今年一年を振り返ります。
去年の10大ニュースはこんなかんじでした。
2017年もいろいろありましたねー。
1. 息子が高校生に
無事公立高校に合格し通っております。大変フリーダムな高校で友人にも恵まれ、部活も新たな運動系に挑戦し、楽しくやってるみたいでよかったなぁと思っています。ちなみに公立高校はよっぽど親の所得が高くない限り申請すれば授業料かかりません、ありがたやー。しかも家から近くて交通費もかからない。親孝行すぎる。
しかし去年の今頃は大変だった。冬季講習に加え、元日から特訓ゼミ、追加の単科ゼミ、各種模試、1月は1ヶ月で10万くらい飛んだのではなかろうか。気がつけば寝てばかりいる息子になにか言いたくて仕方なくてでも「本人ががんばらなければいけないのは一番わかっているし、一番焦っているんです」という先生の言葉を思い出し、ぐっとこらえて、平静を装い、お金はなくなっていくけど私はいつもどおりにしていました。親ができることなんて金を出すのと飯を食わせることぐらいですね。
2. ノラヤ利用者トラブル一時閉店
利用者とのトラブルで身の危険を感じ1ヶ月ほど閉店するという事態になりました。詳しくはノラヤ管理人ブログを参照していただくとして。
sendaiworkspace.hatenablog.com
警察に3回も連絡したり、防犯グッズを買ったり、いろいろ大変だったけど、この件をきっかけに「ノラヤ運営協議会」ができて、それがどうみても仙台最強のメンバーで、ほんと心強い。ありがたい。
3. 初マラソン、松島ハーフマラソンの10kmに出た
去年の11月ごろからじわじわと準備してついに!10/8、初マラソンしました。
monyakata.hatenadiary.jp
そんで次はハーフですけど、あと4ヶ月でハーフ走れるようになるんでしょうか?でも走るのは楽しいし尻トレと並行してがんばって挑みます。寒いけど暑い時走るよりずっとまし。
走るようになって人生が変わったというのは大げさかもしれませんが、エグゼクティブが走るというのがなんとなくわかるようになりました。10km近く走ると気分が全然違う、ものすごい自己肯定感が生まれて、「自分すごい!!!」感に満たされるんで、不思議です。
走るのは金がかからないと言いますがウェアとか帽子とかいろいろ買って、さらに欲しいものが次々出てきてしまうものなんですね。今は脈拍測れるやつが欲しいですよ。ちなみに、松島終わって自分にご褒美にちょっと立派な体重計買いました。体年齢が36〜38歳といつも表示されます。10才若いのは嬉しいですが、もっとがんばって35歳以下になりたい!!
4. RubyKaigi2017に行ってきた
もうずっとRubyもプログラミングもITも遠ざかっていたのですが、ちょっとかかわることになりました。
monyakata.hatenadiary.jp
今、来年のRubyKaigi2018に向けて、水面下で準備中です。久しぶりにRubyコミュニティの方々とやりとりするのは
5. まんが公開
こんなまんがを描いて公開しました。半年もかかったけど。
note.mu
monyakata.hatenadiary.jp
へんなおっさんの方々から「面白かった!」「仲良くしてください!」的な反応が来たのは想定外で困惑。しかしバイクに乗ってツーリングキャンプの話なんて、おっさんしか反応しない、当たり前だ。
そんで、次に描いたやつがあるんですけど、これ、ほんとに進まなくってページ数減らしたのに10ヶ月くらいかかっている……
6. サイエンスバー出張版開催
5月にノラヤでこれまでで最大規模のイベントを開催。前からネットでは交流のあった小波秀雄先生が仙台にいらっしゃるということで、この機会にとTHE6をお借りしてサイエンスバーの拡大版やっちゃいました。たくさんの方々に参加していただきました。
noraya-sendai.net
7. ノラヤが雑誌に載った!WORKMILLに掲載
WORKMILLという新創刊の働き方を考える雑誌に、ノラヤが載りました。なんと東北以北で唯一の掲載スペースです。
sendaiworkspace.hatenablog.com
8. 畑をやめた
ずっと借りていた若林区三本塚の畑を、やめました。
畑にかけていた時間を、今はランニングに費やしているかんじです。
実はもうちょっと近場の畑を、借りられるかも、という話があったんですが、ぽしゃってしまいました。
monyakata.hatenadiary.jp
9. 息子がスマホを買った
だって高校の連絡部活もなにもかも全部LINEなんだもん。入学してちょっとしてから買ったのは少数派だったけど。
スマホだけじゃなくいろいろと解禁してゲームもしまくっている。
なお息子がスマホを持ったからといって連絡がつきやすくなるわけでもない。
10. 父親より長生きした
47歳になったよ。46で死んだ父より長生き。しかし、もう充分生きたなぁ。周囲の年をかさねて面倒になる人々を見るにつけ、いまぐらいの年からいろいろエラーが出て劣化していって朽ちていくのは当たり前で、もうそういうの悪あがきせず受け入れるしかないんだろうなと思う。
そりゃこの世にうまいものもうまい酒も風光明媚な場所もあるのだろうけど、そういうの、結局食べたい飲みたい生きたいと思ううちに行けないのは、若い頃からそうだったし。