仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

‪本棚の10冊で自分を表現する、を、やってみた

お友達がやっていたのが面白そうだったので、真似しました。 twitterで#本棚の10冊で自分を表現する というタグが少し前に流行ったそうなのです。 しかし、大きな問題が。私そもそも、活字嫌いで本読めないじゃん。読書家でもないのに。 いやいや、そんな私…

ずっと読みたかったエンジニアとキャリアウーマンのラブストーリーのレディコミと再会した

たしか自分が大学生の時だったと思う。20年以上前。寮の先輩が置いてあるマンガの中にあったのだろう。レディースコミックスで、「流しのセキュリティエンジニアと、キャリアウーマンのラブストーリー」があった。 レディコミなのでそっちのシーンばっかりで…

古市憲寿「保育園義務教育化」非認知能力、大事。

保育園義務教育化作者:古市 憲寿小学館Amazon古市憲寿さんの本を、はじめてちゃんと買いました。薄いブルーを基調とした優しげな表紙で、古市さんとあかちゃん2人がふわっと存在している。実はウラ表紙の方が、赤ちゃんがかわいい。ページのはじっこにパラ…

古市憲寿さんの本を読んでみた

以前、「希望難民ご一行」を読んだのだけど、なにかと古市憲寿さんの名前を聞くのと、文体が気に入ったので、どさっとまとめて借りて読むことにした。[asin:B00BB1ZY0S:detail]古市さんは社会学者だと思ったら、実は会社もやっているらしい。 これを読んで実…

コワーキングスペースは受贈者的な人格を引き出す場だ―「ゆっくり、いそげ 〜カフェから始める人を手段化しない経済〜」影山知明

2冊め、CMC(コミュニティマネージャズコミュニティ)の読書会の課題図書になっていて知った本。ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~作者:影山知明大和書房Amazon「クルミドコーヒー」(いきなり音出るので注意)というカフェの店主…

持ってしまって持てない私の感想「持たない幸福論」phaさん

滅茶苦茶対称的のような、2冊の本を読んだ。1冊め、phaさんの最新刊。 [asin:B00XXONU3E:detail]最初の3つの章が、まず、こんなんだ。 1. 働きたくない 2. 家族を作らない 3. お金に縛られない しょーじき、「いいなぁ……」である。そうやって生きたい。 私は…

絲山秋子「離陸」高田郁「八朔の雪」(みをつくし料理帖シリーズ)川端裕人「雲の王」

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)作者:高田 郁角川春樹事務所Amazonノラヤに弟が置いた本。表紙の、なんとも気の抜けたお世辞にも美人といえない女性の絵に惹かれ読み始め、気がついたらこの「みをつくし料理帖」シリーズの本を…

絲山秋子「妻の超然」乾ルカ「てふてふ荘へようこそ」佐伯一麦「鉄塔家族」

またも図書館でいっぱい本を借りて読んでる。本の虫の皆様に比べたら少ないけどね。妻の超然作者:絲山 秋子新潮社Amazonこの妻はなんで働かないのかなぁと思った。それと、夫婦別に部屋があってうらやましい。てふてふ荘へようこそ作者:乾 ルカ角川書店(角川…

悲しくなって、ちょっと前向きになって、そして高円寺に行きたくなる。―「活字と自活」荻原魚雷

前に「冬の本」を読んだ時に荻原魚雷という人の書いた文に魅せられ尾崎一雄の本を読んだんだけど、荻原魚雷という名前にも妙に惹かれて、読みたくなって図書館で借りた。活字と自活作者:荻原 魚雷本の雑誌社Amazonどういう人なのかまったく予備知識なく読ん…

「豚キムチにジンクスはあるのか」絲山秋子

[asin:4838717881:detail] 清々しい、空間を薙ぎ払って進むような文体に、親近感を感じていつも読む、絲山秋子。女性らしさにまといつく、ねとっとした、めんどくささと、妙な柔らかさがないのが、好き。(好きだというブログを昔書いたなと思ってみたら、あ…

拡張家族 ― 内田樹・岡田斗司夫「評価と贈与の経済学」

[asin:4198635676:detail]※1/12追記:参加しているFacebookグループへのリンクを追記しました。この本は、新鮮な体験とともに読んだ本。わたくし、岡村靖幸MLつながりでのお友達、堺さん(id:hito-kan)が関わっているコミュニティ関連Facebookグループ「コミ…

自殺に関する本を読んだ(3)末井昭「自殺」

自殺に関する本でずっと気になってた。なにしろ「母親のダイナマイト心中から60年」なんて書いてある。買って、一気に読んだ。いろんな意味で衝撃的な本だった。2014年の読んだ本で間違いなくベスト。もっと早く読めばよかった。というわけで、レビューもめ…

これは良い本だ。「冬の本」夏葉社

冬の本作者:天野祐吉,佐伯一麦,柴田元幸,山田太一,武田花,友部正人,町田康,安西水丸,穂村弘,堀込高樹,ホンマタカシ,万城目学,又吉直樹,いがらしみきお,池内 紀,伊藤比呂美,角田光代,片岡義男,北村薫,久住昌之夏葉社Amazon寒くなっていくこれからにぴったりの…

ゆるいコミュニティの持続可能性を考える―「希望難民御一行様 ピースボートと『承認の共同体幻想』」

希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)作者:古市 憲寿,本田 由紀光文社Amazon今更ながら読んだ。古市憲寿。若者代表みたいな存在。新聞に論説や対談が良く載ってるんだけど、読むと関節を外されたような気分がして、イラッとし…

自殺に関する本を読んだ(2)「生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある」

二冊目。生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある作者:岡 檀講談社Amazon図書館でしばらく順番待ちして読めた本。私の本についての情報はたいてい、とっている朝日新聞からなんだけど、この本もたしか朝日の書評ではじめて知ったと記憶してい…

自殺に関する本を読んだ(1)「自死という生き方―覚悟して逝った哲学者」

前に上原隆著の「こころが折れそうになったとき」を読んで、自殺した須原一秀氏に興味をもったので彼の自殺までに書かれた本を読んでみたわけです。自死という生き方―覚悟して逝った哲学者作者:須原 一秀双葉社Amazon「かなりしんどそう」と書いたものの、実…

「実践 料理のへそ!」小林カツ代

誰かとご飯を食べるのがデフォルトになってしまうと、ぼっち飯って、なんて幸せなんだろうと気づく。 特に、自分のために作って自分で食べる、ぼっち自炊飯とでも言おうか。 自分の好きなものを、自分のためだけに作る。 スマホをいじったり、PCの画面を見な…

「こころが折れそうになったとき」上原隆

こころが折れそうになったとき作者:上原 隆NHK出版Amazon悲しさと苦しさを、ふっと和らげてくれた本。 これはすごい本だ。 すごいと言っても魂を揺さぶられるような感動はないし、どちらかというと静かに重たい衝撃の連続だ。 私のように「自分を砂粒のよう…

ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題作者:ジェーン・スー幻冬舎Amazon私と同じ、四十路の女性ジェーン・スーさんが、切れのいい文体で女性のさまざまな心理に肉薄する随想集。私は彼女と違って既婚子ありだが、未婚子無しの彼女の文章にいちいち首がちぎれる…

小商いのはじめかた

伊藤洋志さん監修の新刊。もうね、伊藤さん大好きなんで。 [asin:4487808286:detail]伊藤さんといえば最近このような記事が。 http://www.lifehacker.jp/2014/08/140810nariwai.html 内容は「フルサトをつくる」に関連しているかも。(そっちのレビューはこ…

安定の川上弘美の不安定さ

西加奈子の本を読んで辛くなったので、川上弘美の本を借りて読んだ。なめらかで熱くて甘苦しくて作者:川上 弘美新潮社Amazon[asin:4093863040:detail]「なめらかで……」は、ちょっと長めの話がいくつか。「天頂より…」は、もっと短い短篇集。 ああ、ほっとす…

西加奈子「きいろいゾウ」

きいろいゾウ (小学館文庫)作者:加奈子, 西小学館Amazon映画にもなったおはなし。西加奈子のエッセイを読んでいて、この人の小説読んでみたいなぁと思っていた所、図書館でとおりかかって借りた。夢中になって読んだ。面白かったよ。 ただ、これは人によって…

「フルサトをつくる」が気持ちいい

フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方作者:伊藤 洋志,pha東京書籍Amazon伊藤洋志さんとphaさんの共著。伊藤さんは「ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方」の次の本、phaさんは「ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすため…

役に立たない本を読め「入浴の女王」

新装版 入浴の女王 (講談社文庫)作者:杉浦 日向子講談社Amazon人がなにか「したい」って思うのは、なにかしらの快楽が伴うから、に他ならない。 食事、勉強、酒、その他もろもろ行動。てやんでいべらんめい。 本ってなぁ、何かの役に立つから読むのかい? 勉…

本嫌いの私が本を読んだ自慢

純愛カウンセリング作者:岡村 靖幸ぴあAmazon人生が嫌になってくると、名越康文先生の本を読んで癒やされたくなるのだけど、残念なことに、仙台市図書館にはあまり置いてない。関西のひとだからだろうか。そんな名越先生の著者名で検索していたら、ひょこっ…

絶版が惜しい…「月刊佐藤純子」(追記あり)

4/4追記:なんとこのブログを書いた直後、ジュンク堂仙台店で「佐藤純子書店」がオープン!月刊佐藤純子も手に入れることができました。弟にも送りました!このブログを読んだ複数の方から情報いただきました。本当にありがとうございます。 月刊佐藤純子は…

金持ちの考えていることを知りたくて金持ち本を読んだ

金持ちは金を持っている。そして貧乏人は金を持っていない。 金は金持ちに出してもらおう。金持ちが多少金出したってやっぱり金持ちだし。ふと、そんなことを思って、昨年12月ごろから、「よし!金持ちが何を考えているかを知ろう」と、仙台市図書館でそれっ…

「いいとこ取り!熟年交際のススメ」西原理恵子

とにかく気楽になりたくてフラフラ買った本。いいとこ取り! 熟年交際のススメ作者:西原 理恵子新潮社Amazonいやー。気楽になれる本でしたわ。西原さんの「この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)」も読んだことあって、映画の「パーマネント野ばら […

「たとへば君 四十年の恋歌」河野裕子・永田和宏

定禅寺通りのケヤキ並木の下をバイクでくぐると、頭上から、そして道路の端から、風とともに吹き寄せられた葉が「がさがさがさ」と音が聞こえそうな勢いで舞ってくる。それで、ふと、 たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか とい…

勘が冴えてる

びっくりした。 図書館でうろうろして、本を手にして、なんとなく読み始めたら、それが自分がずっと気にかけていた本だったのだ。1年以内だとおもうけど、以前、バスに乗っていたとき。前席の同年代の女性が厚めの本を読んでいた。本の表紙はカバーがかかっ…